ヒューマノイド・人型ロボット・二足歩行ロボットの違い
ヒューマノイド(humanoid)は「人の形をしたロボット」を指す言葉です。日本語では人型ロボット、2本の脚で歩くことから二足歩行ロボットとも呼ばれます。検索では「ヒューマノイド レンタル」「人型ロボット レンタル」など呼び方が分かれますが、指しているものは基本的に同じです。
一方で、4本の脚で歩く四足歩行ロボット(ロボット犬とも呼ばれます)は別の種類です。段差や坂に強く、ヒューマノイドと並べて展示されることもよくあります。
2024年以降、中国のUnitree(ユニツリー)などが比較的手の届く価格のヒューマノイドを発売したことで、展示会や撮影、研究開発のために「まず借りて使う」という選択肢が広がりました。
レンタルできる主な機種
HITROIDで手配できる主な機種です。料金はすべて税別の目安で、期間や台数、操作スタッフの有無で変わります。
| 機種 | タイプ | 大きさ | 向いている用途 | 料金の目安 |
|---|---|---|---|---|
| Unitree G1 | 小型ヒューマノイド | 132cm/約35kg | 展示会、研究開発、撮影 | 5万円〜/1泊2日 |
| Unitree R1 | 小型・軽量ヒューマノイド | 121cm/約25kg | 撮影、短時間のデモ | 5万円〜/1泊2日 |
| Unitree H2 | 等身大ヒューマノイド | 182cm/約70kg | 大きめのブース、受付 | お見積り |
| UBTECH Walker Tienkung | 等身大ヒューマノイド | 172cm | 受付・案内、展示 | お見積り |
| Unitree Go2 | 小型四足歩行 | 段差16cmまで | 教育、ヒューマノイドとの共演 | 2万円〜/1泊2日 |
| Unitree B2 | 産業用四足歩行 | 約60kg/IP67 | 屋外の巡回・点検の検証 | お見積り |
各機種の動画と詳しい仕様はラインナップでご覧いただけます。
ヒューマノイドのレンタル料金の相場
国内で公開されている料金を見ると、ヒューマノイドのレンタル料金は「機体だけを借りるか」「操作スタッフ付きで実演まで任せるか」で大きく変わります。
| 借り方 | 料金の目安(税別) | 向いているケース |
|---|---|---|
| 小型ヒューマノイドを機体のみで短期 | 1泊2日 5万円前後〜 | 社内での確認、撮影、自分たちで動かせる展示 |
| 小型の四足歩行ロボットを短期 | 1泊2日 数千円〜数万円 | 教育、イベントの演出 |
| 操作スタッフ付きでイベント実演 | 1日 数十万円規模になることも | 展示会、式典、来場者の前でのデモ |
| 月単位の長期レンタル | 月 数十万円〜 | 研究開発、PoC、受付での常設 |
| 等身大ヒューマノイド | 個別見積りが中心 | 大型ブース、受付、等身大が必要な検証 |
HITROIDの基本料金は、小型ヒューマノイド(Unitree G1クラス)で1泊2日5万円〜、長期は月60万円〜です。詳しくは料金ページをご覧ください。
料金を比べるときは、表示価格に配送、保険、操作スタッフ、設営が含まれているかを必ず確認してください。機体の料金が安く見えても、当日の運用まで含めると総額が逆転することがあります。
見積りに含まれる費用の内訳
- 機体のレンタル料:機種と期間で決まります。長期になるほど1日あたりは割安になります。
- 配送・搬入出:重量のある機体は2人以上での運搬や、台車・梱包材が必要です。
- 保険・補償:転倒や落下による破損に備えます。補償の範囲は事前に確認しましょう。
- 操作スタッフ:来場者の前で動かす場合は、慣れた人の立ち会いが安心です。
- 設営・リハーサル:会場の床や電波の状況を見て、動作を確認する時間です。
- 演出のオプション:ロボット用ユニフォーム、撮影・動画制作、SNS・PRなど。
購入とレンタル、どちらが得か
Unitreeは2024年に小型ヒューマノイドG1を9万9,000元(約1万6,000ドル)から、2025年にはさらに小型のR1を3万9,900元(約5,900ドル)から発売すると発表しました。ただしこれは海外での基本構成の価格です。国内で購入する場合は、輸入の費用、保守やサポート、開発用の上位構成などが加わり、総額は大きく上がるのが一般的です。
目安として、年に数回、数日ずつ使うならレンタルのほうが負担が小さくなります。たとえば1泊2日5万円のレンタルを年6回使っても30万円です。購入では、機体代に加えて保管場所、バッテリーの管理、故障時の修理、操作を覚える人の時間もかかります。
毎日使う、または開発を続けるのであれば購入も選択肢になります。その場合も、まず長期レンタルや開発者向けプランで必要な性能が出るかを確かめてから決めると、機種選びの失敗を防げます。
失敗しない選び方5つ
1. 何のために使うかを決める
「見せる(展示・撮影)」「動かす(デモ・案内)」「開発する(研究・PoC)」のどれが中心かで、選ぶ機種とプランが変わります。
2. 大きさと重さを会場に合わせる
3m×3m程度の小間ならG1やR1のような小型機が扱いやすく、遠くから目立たせたい大型ブースならH2のような等身大の機体が向いています。
3. やりたい動きを具体的に伝える
歩く、手を振る、ダンス、物を持つなど、必要な動きを先に伝えてください。標準で呼び出せる動きと、事前の準備が必要な動きがあります。
4. 稼働時間と充電を運用に組み込む
小型機の稼働時間は1〜2時間ほどです。長い会期では、デモの時間割と充電の段取りを決めておきます。
5. 誰が操作するかを決める
自社で操作するか、操作スタッフに任せるかで費用と準備が変わります。人の多い場所では、慣れたスタッフの立ち会いをおすすめします。
会場で確認しておくこと
- 床:平らで滑りにくいか。カーペットの毛足や段差、ケーブルの養生。
- スペース:ロボットの周りに人が近づきすぎない距離を取れるか。
- 電源:充電用のコンセントの位置と容量。
- 通信:操作に使う無線が混み合わないか。展示会場は電波が混雑しがちです。
- 搬入:扉の幅、エレベーターの大きさ、床の耐荷重。
- 主催者の規定:デモンストレーションや動く展示物の申請が必要な場合があります。
レンタルの流れ
- ご相談
目的、日程、会場をお聞きします。
- ご提案
機種とプラン、必要なオプションを提案します。
- お見積り
配送や操作スタッフを含めた総額をお出しします。
- ご契約
補償の範囲と当日の段取りを確認します。
- お届け・当日
搬入、動作確認、必要に応じて操作を担当します。
- ご返却
撮影素材などのお渡しもこのタイミングで。
ヒューマノイドのレンタルでよくある質問
ヒューマノイドは何日から借りられますか?
小型機は1泊2日から借りられるのが一般的です。展示会の会期に合わせた数日間のレンタルから、研究開発向けの月単位のレンタルまで対応しています。
ロボットの操作は自分たちでできますか?
専用のリモコンやアプリで基本の動作を呼び出せます。ただし来場者の前で動かす場合は、安全のために慣れた操作スタッフの立ち会いをおすすめします。HITROIDでは操作スタッフ付きのプランもご用意しています。
メーカーの動画と同じ動きができますか?
メーカーの動画には、専用に開発した動作や撮影用の調整が含まれていることがあります。標準で呼び出せる動作は機種とソフトウェアのバージョンで異なるため、やりたい動きを事前にご相談ください。
屋外でも使えますか?
機種と天候、路面の条件によります。小型のヒューマノイドは雨や段差に弱いため、屋外の場合は屋根の有無や床の状態を事前に確認します。
壊してしまったらどうなりますか?
通常の使い方での故障か、落下や水濡れなどによる破損かで対応が変わります。補償の範囲は契約前にご説明します。転倒を防ぐため、周囲のスペースと操作の段取りを事前に決めておくことが大切です。
